Tumor Mutation Burden 遺伝子変異量と頭頸部癌

TMBとは、がん細胞が持っている遺伝子変異の数

百万個の塩基(メガベース)の中にいくつの遺伝子変異があるか(/Mb)で表す。

がん腫により、遺伝子変異の多いもの(メラノーマ、非小細胞性肺癌←とくに喫煙などが原因となるもの)、少ないもの(急性骨髄性白血病

 

頭頸部癌もTMBが多いがん腫

 

TMBが多いと免疫チェックポイント阻害薬が効きやすいという事象を簡易的に考えると、遺伝子変異が起こると異常なアミノ酸が産生され、それを排除するための免疫機構が働く。遺伝子異常が多いほど、異常なアミノ酸の数も増え、その結果様々な免疫反応が起こりやすい。それゆえにICIが効きやすいといわれる。