2020-01-01から1年間の記事一覧

犬とタスマニアンデビルの伝染性がん

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8799/?ST=m_news

アブレーション・補助療法の成功基準

乳頭がん 転移リンパ節の節外浸潤も高リスク

カモノハシは紫外線で光る

natgeo.nikkeibp.co.jp こういうのは、いつかネタに使えるはず。

Tumor Mutation Burden 遺伝子変異量と頭頸部癌

TMBとは、がん細胞が持っている遺伝子変異の数 百万個の塩基(メガベース)の中にいくつの遺伝子変異があるか(/Mb)で表す。 がん腫により、遺伝子変異の多いもの(メラノーマ、非小細胞性肺癌←とくに喫煙などが原因となるもの)、少ないもの(急性骨髄性白血…

喉頭全摘後の副甲状腺機能低下のレヴュー

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

甲状腺全摘後の偶発的切除された副甲状腺の検討

www.sciencedirect.com 170例の甲状腺全摘 中心領域郭清または側頸部郭清を受けている 術後低カルシウムの定義は 一時性:血性カルシウム<8㎎/dl 永続的:正常以下のiPTHおよび/または術後1年以上時のビタミンD補充あり 結果 一時的な副甲状腺機能低下 51% …

甲状腺・副甲状腺術後の合併症 危険因子の抽出

甲状腺・副甲状腺手術に関わるビックデータ解析 ①甲状腺全摘後の副甲状腺機能低下:ビタミンDの内服状況で定義 危険因子の抽出 ②甲状腺・副甲状腺手術後の予期せぬ手術(気管切開、創処理) 危険因子の抽出 エナジーデバイスの利用の有無はどうか。 ③副甲状…

原発性副甲状腺機能亢進症の病理型

思いついたこと 教科書的には原発性副甲状腺機能亢進症の80%は腺腫、20%は過形成で多腺病変だというが、経験上、過形成の多腺病変に出会ったことがない。 生化学型で発見されるようになったため、病態が変化したのか、日本人の特殊性があるのか。 これもビッ…

ビックデータを用いた甲状腺手術関連論文

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 血腫の定義が分からない その他の背景因子はマネする。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ビックデータではないが、カルチコールの使用方法についての考察がある。 カルチコール使用群と不使用群に分ける。 使用群の中には、予防群と一過性…

好酸球性副鼻腔炎の治療方針

<EPOS2020の内容 CRSwNPに関して> まず、CRSの分類がPrimary CRSとSecondary CRSという考えかたに変わりました(資料1)。原発性なのか、全身疾患に伴う続発性なのか、という違いです。Primary CRSのなかで重要なのはエンドタイプがどれなのか、というこ…

原発不明頸部癌の術後放射線治療は、節外浸潤があればCRT、なければRT

NCCNガイドライン2020ver2から引用 pNが複数だとCRTを選択したくなるが、ガイドライン上はRTを推奨している。 これは、RTOG9501やEORTC22931 の結果と同様の考え。

頭頸部癌術後高リスク症例への追加治療を再確認する

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov RTOG9501の長期f/u 術後高リスクとして、切除断端陽性、リンパ節転移の節外浸潤、複数のリンパ節転移を設定した 対象:410名の術後高リスク症例を照射単独60GyとCDDP併用60Gyに振り分け 結果: 全体の検討では、the local-regional …

頭頸部癌術後高リスク症例への追加治療を再確認する

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov RTOG9501の長期f/u 術後高リスクとして、切除断端陽性、リンパ節転移の節外浸潤、複数のリンパ節転移を設定した 対象:410名の術後高リスク症例を照射単独60GyとCDDP併用60Gyに振り分け 結果: 全体の検討では、the local-regional …

ビックデータを用い甲状腺全摘後の副甲状腺機能を評価(スウェーデン)

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov Abstract Background: Permanent hypoparathyroidism is common after thyroidectomy. The present study evaluated the risk for morbidity in patients operated with total thyroidectomy with and without permanent hypoparath…

大厳寺高原キャンプ場で秋キャンプ

今週は、台風の動きに一喜一憂する日々であった。 本州にほぼ直撃するであろうという台風の進路が予想されたころ、十日町の天気は大荒れであったため、前々から予約していたキャンプをいったんキャンセルした。 しかし、前日になり様相が一転、曇りから夜に…

蛍光タンパク質を分離する論文

下村先生とオワンクラゲ https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/13911999/ 1992年に単離された https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/1347277/ ◆ ニホンウナギから蛍光物質とその機序を解明 https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/52/9/52_571/_…

カルシウム受容体について

副甲状腺の自家蛍光の原因物質を調べるにあたり、その物質と推測されているカルシウム受容体について調査した。今後、この物質も分離して蛍光があるか精査する。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdt1994/32/1/32_1_19/_article/-char/ja 1999年…

甲状腺全摘におけるNIFIの有用性 RCT n=245

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 雑誌:Jama surg 2019 内容: 評価項目 The primary outcome was the rate of postoperative hypocalcemia (a corrected calcium <8.0 mg/dL [to convert to mmol/L, multiply by 0.25] at postoperative day 1 or 2). The main sec…

近赤外装置をMEN1に使用する 偽陰性が50%と高い

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 雑誌:Jama otolaryngol Head and Neck surg. 2019 邦題:MEN1型患者における術中の自家蛍光を用いた副甲状腺の同定 内容:71人(MEN1 6人、それ以外のPHPT 65人) in situ副甲状腺自家蛍光の絶対値の中央値は、MEN1コホート…